Public DNSを使う

DNSは通常、利用しているプロバイダが提供してくれますが、応答速度に難があったり、特定のWebサイトに接続できないなどの制限がかかっている場合があります。それを避けるため、他の組織が公開しているPublic DNSを利用することができます。

Public DNSのメリットとして応答速度向上・制限が無い・セキュリティの向上といった点が挙げられますが、同時に信頼性や技術力の劣る団体が運用するDNSにはセキュリティリスクがあると考えられます。

 

比較的信頼でき、利便性の高いPublic DNS

Cloudflare
高速・匿名性が特徴

  • 1.1.1.1
  • 1.0.0.1
  • 2606:4700:4700::1111
  • 2606:4700:4700::1001

Google Public DNS
Googleが運営するDNS、安定性や高速応答性が特徴

  • 8.8.8.8
  • 8.8.4.4
  • 2001:4860:4860::8888
  • 2001:4860:4860::8844

 

Quad9 (IBM)
不正サイトをブロックする機能付き

  • 9.9.9.9
  • 149.112.112.112

 

DNSの速度・ベンチマーク

https://www.grc.com/dns/benchmark.htm

 

DNSとは

DNS(Domain Name System)は簡単に言えばWebサイトの場所を教えてくれるサーバーです。

Webサイト(Webサーバー)など、インターネット内に公開されている機器にはIPアドレスが割り振られていますが、IPアドレスは「192.168.0.1」や「2001:db8:20:3:1000:100:20:3」といった、人間には覚えづらい英数字であるため、○○○.comのように覚えやすいドメイン名を持たせます。

このドメイン名をIPに変換する役割を担うのがDNSです。